生き方が見えてくる高校英語授業改革プロジェクト
シンポジウム
「Intelligenceを高める英語教育を求めて」
「英語で知性とコミュニケーション力を高め、世界の人々と、交流し議論できる力を身につけたい」これが多くの高校生の切なる願いです。
にもかかわらず、今日なお大半の進学高校の英語では、文法訳読式の授業とドリル的補習授業が行われています。
そこでは教師が日本語で授業を行い、教科書を逐一和訳して、そこに含まれる文法事項を解説し、受験対策用の4択ドリルの答え合わせをすることに終始しています。
授業中に英語で考え・話し合い・発表する機会はほとんどありません。それはなぜでしょうか?
大きな要因の一つとして、そのような授業スタイルを乗り越え、過重な負担増を伴わずに改革的授業を実際に実施し、大学受験その他の生徒の進路対策希望にも応えるような改革モデルの欠如があります。
現状では、それをサポートできる教材も十分に提案されていません。
工夫を凝らした検定教科書が出版されてはいますが、普通科高校で使用されている多くの「副教材」との有機的展開を可能にし、知的・創造的活動に耐え得るものは乏しいと言えます。
このような問題意識のもと私たち研究グループは、高校・大学教員の知恵と実践を結集し、繰り返し味わうに足る内容を持ち、批判的吟味や意見の発信・交流、挑戦しがいのあるタスクを通じて高度な英語力を養うことができる教材・授業案集を作成しました。
今回のシンポジウムでは、広島大学の柳瀬先生を講師にお招きし、改革的授業の担い手となる「英語教師の成長」という観点でご講演をいただきます。
さらに、作成した教材案を具体的にご覧いただきながら、私たちの考える改革的授業のモデルを紹介します。
参加者の皆さんと一緒に、より望ましい高校英語授業について考える機会とすることができればと思います。 (主催者一同)
- 日時
- 会場
- キャンパスプラザ京都4F第4講義室 (JR京都駅ビル駐車場西側、ビックカメラ前)
- 主催
- 生き方が見えてくる高校英語授業改革プロジェクト (代表者 : 三浦 孝 (静岡大学教育学部))
- 共催
- 平成23年度科学研究費助成事業 (学術研究助成基金助成金 (基盤研究 (C)))
- 研究課題「知的・創造的英語コミュニケーション能力を伸ばす進学高校英語授業改革モデルの開発」 (課題番号23531265、研究代表者・亘理陽一)
- 研究課題「第二言語教育に特化した教師ナラティブ研究の理論的・実証的展開」 (課題番号21520577、研究代表者・柳瀬陽介)
- 内容
- 10:00-10:20 受付
- 10:20-10:40 全体会 (テーマ解説)
- 10:40-12:10 講演 広島大学准教授・柳瀬陽介先生、「英語教師の成長と『声』」
- 13:30-15:30 シンポジウム「知性を育てる高校英語授業の教材と指導法」
司会 : 亘理陽一 (静岡理工科大)
発表者 : 伊佐地恒久 (岐阜聖徳学園大学)、山本孝次 (愛知県立大府東高等学校)、
三浦孝 (静岡大学)、竹内美芳 (静岡県立科学技術高校)
※大修館「英語教育」3月号通信欄に記載された発表者に誤りがあります。
こちらに掲載されているものが正です。ご迷惑おかけして申し訳ありません。
- 参加対象者
- 英語教育関係者、参加費無料、なお定員になり次第締め切ります。
- 参加申込先 (現在募集は終了しております。)
- 問い合わせ先
当日の資料など
シンポジウム「Intelligenceを高める英語教育を求めて」当日スライド (動画なし)
「Storyを楽しむ」ワークシート
柳瀬陽介先生の講演スライド・配布資料および録音音声はこちらで入手できます。
- 当日配布した教材・授業案集(製本冊子)を希望される方には、希望の部数を送料着払いで頒布します。
代表者(三浦)までお問い合わせください。残部がなくなり次第終了となりますのでご了承ください。